2015年10月15日木曜日

予備試験口述対策その5(直前期)

予備試験の論文式試験に合格された方、おめでとうございます。

直前期の過ごし方と、当日の流れについて書いておきます。参考になれば幸いです。

1.直前期の過ごし方
 直前期は、自分が条文に弱い(特に刑法・民法)ということを感じていたことから、刑法は各論部分の条文、民法は契約に関する部分、債権総論部分についての条文を確認していました。

 もちろん全部の条文を覚えるのは無理なので、売買契約であれば555条、というように、キーになる条文番号を覚えるようにしました。
 このあたりは、基本書やテキストを読みつつ、何度も出てくる条文を押さえるという形でいいと思います。

 他に、よく間違えるものや、覚えられないものについて、メモ用紙に箇条書きにしておき、これをホッチキスで留めて持ち運んでいました。
 
 やりかたはどうであれ、前日や当日の待機の間(場合によっては数時間待ちます)に確認すべきことをまとめておくことはしておいた方がいいと思います。

 あとは、前日にでも一度は試験会場までの道を下見しておくといいと思います。
 当日に迷うと焦りますし、初めて行く場所というのは緊張を生むのでそういう要素を一つでも減らしておくべきです。

2.当日の流れ
(1)試験会場まで
 まず、試験が午前か午後かという大きな分かれ目があるのですが、筆者はどちらも午後でした。

 午後開始ではあるのですが、遅刻が怖かったので、かなり早い時間帯に最寄の新浦安駅に着くスケジュールで動きました。
 そして、会場に近いジョナサンで時間をつぶしていました(わりと混みます)。

 他に時間がつぶせそうなところとして、伊藤塾が提供している場所、駅前のマクドナルドやドトールとかですかね。

(2)試験会場に到着
 開場時間になるまでは入れず、また、開場直後は待つので、少しあとに行くぐらいが良いかなと思います。

 試験会場には、当日配られるカバーを靴につけて、入ります。
 入場手続をする際に、当日の部屋と何番目に試験を受けるか、の指定を受けます。
 また、ここで通信機器を電源を切った上で封筒に入れることを求められます(普通の郵便用封筒です)。携帯が想定されているので、封筒は小さめのものを渡されますが、タブレット等も入る大きめのものも準備してくれているようなので申し出て、もらえばよいです。

(3)試験会場に到着してから終わりまで
 先ほど書いたように、入室する際に、○○室○○番、というふうに指定を受けるのですが、これに基づいて、待つ椅子が指定されます。
 椅子はパイプ椅子です。

 そこで、順番が来るまで待ち、呼び出されると、待合室に通されます。ここで、前の人の試験が終わるのを待ち、前の人が終わったら呼び出されて、試験室に入る、という流れです。

 午前に試験を受ける人は、試験が終わっても午後試験の人が入室するまで退場できないようですが、午後に受ける人は終わった人から試験場を出ることになります。

 これで、口述試験は終わりです。

 2つ付け加えておきます。
 まず、トイレですが、何人かまとめて行くことになります。手を挙げて試験官に来てもらい、そこで前で待つように指示を受けます。
 前に5人程度集まった時点で、試験官に連れられてトイレに向かいます。
 少しでも時間を無駄にしたくなければ、2人くらい立っているときに手を挙げるのが良いですが、まあそんなに変わりません。
 トイレに行っていていないときに呼び出しがかかっても、それで失格になることや順番が飛ばされることはなかったです。帰ってくるまで待ってくれていました。なので、どうしても行きたければ、もうすぐ呼び出されるかもという心配はせず、行けばよいと思います。

 次に、待ち時間ですが、だいたい、1人15分くらいを目安に進むのですが、試験官や受験者によっては、それよりも時間がかかる場合もあり、最後の方だと、かなりの時間待つことになります。
(一番最後だと終わるのが18時前になることもあるらしいです。)
 なので、何か食べるもの、飲むもの、を準備しておくべきです。

 こんな感じです。
 当日のこととかで疑問があれば可能な限り答えますので、コメントに質問してもらえればと思います。

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